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国民年金の恩恵

2012年08月01日(水)

「将来は年金がもらえるかどうか分からない」


こういう考えから、年金制度以外での資産運用をすすめられた経験がある方は多くいらっしゃると思います。
会社員の方は強制的に厚生年金保険料を徴収されますが、自営業の方は国民年金保険料を自分で支払う必要があるので、自営業の方の中には、国民年金保険料を払わずに、ご自身で何かの運用をされている方もいらっしゃいます。


しかし、国民年金制度というのは世間で思われているほど信用できない制度ではありません。
確かに年々保険料負担額に対しての給付額は下がってきていますが
払った分以上はもらえるように調整されています。
康生労働省によると、今70歳の方が払った国民年金保険料が300万円、給付額が1400万円
なので、払った保険料の4.5倍のお金がもらえますが、50歳だと700万円納めて1400万円なので2倍、30歳だと1200万円納めて1800万円で、1.5倍の給付率になります。


しかも、それだけではなく、国民年金を払っていれば、その方が亡くなったり障害を負った場合に、遺族基礎年金や障害基礎年金をもらえるようになるのです。
払っていなければ、国は面倒を見てくれませんので、自己防衛をするしかありません。
もしそういったところに民間の保険をかけていくとすると、その分のコストを余分に払うことになります。


30歳の方が平均寿命(男性79歳、女性86歳)まで生きた場合、65歳から約20年分の生活費が必要になります。
一月25万円かかるとなると、年間300万円×20年で6000万円必要になり、
一月15万円かかるとなると、年間180万円×20年で3600万円必要になります。

この中で1800万円分がすでに用意されているとしたら、
老度資金の3割〜5割はすでに国が準備してくれていることになります。


また、銀行預金はインフレになって物価が上昇すれば価値が下がりますが、
年金は物価スライド制が取られているので、
物価が上昇すればその分年金額も上がるという仕組みになっています。


そこで、まずは国民年金保険料を払うことを前提に、足りない部分を資産運用や保険等でリスクヘッジをしていくのが良いでしょう。

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