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【住宅ローン】夫婦で組む場合に知っておきたいこと②

2013年02月26日(火)

みなさん、こんにちは。


前回に引き続き、夫婦で住宅ローンを組む場合のポイントをお伝えさせていただきます。


夫婦共働きの場合は生命保険の観点からも、2人でローンを組んだ方が良いということについてですが、これは団体信用生命保険と遺族年金とのバランスを考えての結論です。


<団体信用生命保険>
これは住宅ローンについている保険で、ローン返済中に万が一があった場合に、保険金でローンの返済を終わらせてしまうというものです。


当たり前ですが、この団信はローンを組んでいる方にしか適用されません。


夫婦共働きでご主人のみがローンを組んでいる場合には、ご主人に何かあればローンはなくなりますが、奥様に何かあった場合には家計の収入は減るのにローンはそのまま残ってしまいます


<遺族年金>
これは国民年金(自営業)の方か厚生年金(会社員)の方かで違いは出てきますが、
年金保険料を払っている方に万が一があった場合に、遺族に対して年金を支給するものです。


具体的には、


【国民年金の方:遺族基礎年金】
子ども1人の場合→年間約101万円(月平均8万円強)
子ども2人の場合→年間約124万円(月平均10万円強)


【厚生年金の方:遺族基礎年金+遺族厚生年金】
子ども1人の場合→年間約150万円(月平均12万円強)
子ども2人の場合→年間約172万円(月平均14万円強)


が、ご主人に万が一があった場合に奥様か18歳未満の子どもに対して支給されます。


しかし、逆に、奥様に万が一があった場合には、ご主人を守る制度は乏しいのです。


遺族基礎年金(年金額101万〜124万円)は古い制度で夫婦共働きを想定していませんので、
奥様に万が一があったときには支給されません


遺族厚生年金は支給される可能性がありますが、奥様が自営業であれば遺族厚生年金は支給されません。
奥様が会社員であれば遺族厚生年金は支給されますが、月収30万円の奥様に万が一があったとしても、支給されるのは月額4万円程度ですから、ご主人の場合とは国の保障の範囲が全く違いますよね。


こういったことも踏まえてローンはどのように組んだらいいのかを考えるべきです。


基本的には、夫婦の収入に合わせてローンをそれぞれで組んで団信と住宅ローン控除の恩恵を受け、遺族年金をふまえて足りない保障については民間の生命保険で補うとバランスが良くなります


夫婦共働きの場合、ご主人よりも奥様の方が保障が必要、というのがポイントです


ただ、それぞれのご家庭でいろいろな事情がありますので、できればローンを組む際には信頼できるファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。

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