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自己資金と住宅ローン控除

2015年02月13日(金)

おうちを購入する際の予算は、当たり前ですが、
「自己資金」+「住宅ローン」の金額の合計になります。


ですので、予算についての相談を受ける際には、
○自己資金をどのくらい出すか
○ローンをどのくらい組むか
という内容について考えていくことになります。


まずは自己資金についてですが、
どのくらい自己資金を出したほうがいいのか?
という相談をよく受けます。

自己資金を出せば月々のローンの返済額が減りますし、利息も減ります。

なので、できるだけ多くの自己資金を出そうと考える方も多いです。


しかし、住宅ローン控除を使える物件を購入される方は、
あまり自己資金を多く出すのは得策ではありません。


というのは、
住宅ローン控除のメリット>自己資金を出すメリット
という結果になることが多いからです。


住宅ローン控除は、年末のローン残高の1%にあたる金額が戻ってくるものです。
4000万円の残高があれば、40万円が戻ってきます。
(もちろん、それだけ所得税を納めている必要はありますが)


仮に金利1%の35年返済で4000万円の住宅ローンを組んだ場合、
35年後の総返済額は、4800万円弱になります。
つまり、35年間の利息は800万円です。


一方、10年間の住宅ローン控除額は約360万円となります(年収700万円の場合)


10年間でそれだけ税金が下がるのであれば、
自己資金を多く出すのはやめたくなりませんか?


もし変動金利で組む場合、金利は1%未満ですので、
より住宅ローン控除のメリットは大きくなるのです。


しかも変動金利の場合、ローンに団体信用生命保険という保険がついてきます。
返済中にもし万が一死亡したり高度障害になったりすることがあれば、
住宅ローンは無くなってしまうというすごい保険です。


こういった保険がついてくるメリットも合わせて考えると、
なるべく多くローンを組んだ方が良い、ということになるのです。


もし途中で金利が上昇して、
住宅ローン控除のメリット<自己資金を出すメリット
となってしまう場合には、その時に繰上げ返済すれば大丈夫です。


今のような低金利の時代には、住宅ローンはなるべく多く組んだ方が賢いです。


夫婦共働きの場合には、お二人でそれぞれ住宅ローンを受けられるようにすることも多いです。


住宅ローン控除の金額はご年収や家族構成によって変わってきますので、
ベストな組み方については一度FPに相談してみるのがいいかもしれませんね。

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