油面公園は、小学校から裏手を通ればすぐに公園に到着できるという立地性、高さのある木のまわりにはベンチがたくさん設置されていてひと休みしやすい園内、小学生が集えるおわん型の遊具……と、子どもから高齢者まで、特に地域の方々に愛され、よく利用されている公園のひとつです。
「油面」という聞きなれない名前のこの公園は、桜が終わると菜の花がきれいに咲き誇ります。
「油面」とは、江戸時代に油の製造により税が免ぜられる村、つまり「油免」というのが地名の起こりとか。
このあたりでは菜の花を栽培して、絞った菜種油を祐天寺に納めていたようです。公園の一角に、地名の由来が書かれた看板が掲げられています。
また、近くの油面地蔵通り商店街は、店先に菜の花が並んでいて来る人の目を楽しませてくれます。
油面公園の特徴は、おわんをひっくり返した形の遊具。ふたつのおわんはいろいろな方法で登れますが、階段がありません。
そのため、子どもたちが自分の力で登れるようになって初めて遊べる遊具であるともいえます。午前中は幼児が石や鎖を使いながら登っています。午後になると、今度は小学生がたくさんやってきて、思い思いの場所に座って、友だちと遊んでいる姿が見受けられます。
遊具で遊ぶときは「順番」や「ルール」を守らないと…ということが先立ちますが、この遊具は斜面でのんびり座っていてもOK!
地域の子どもたちが地域の大人たちに見守られながら、互いにほどよい距離感で過ごせる。まるで地域の庭のような存在です。
